初心者のためのとってもわかりやすいiPS細胞と再生医療~未来を変えるテクノロジー~
先日ブログで富士フィルムのiPS細胞のニュースを取り上げました。
さて、今回はとっつきにくいiPS細胞についてとてもわかりやすく解説してみました。
PS細胞(人工多能性幹細胞) 京都大学山中教授が作製に成功した、皮膚細胞に特定の4つの遺伝子を導入することで、さまざまな細胞への分化が可能になった万能細胞。 再生医療への応用が期待されています
参照:www.yokohama-cu.ac.jp/whistle/w19ips.html
うーん、これでは難しいですね。
もっともっとわかりやすく。
iPS細胞とは、どんな細胞にでもなれる、どんな病気でも治せるマジハンパねぇ~細胞
なんです。これでだいぶわかりやすくなったでしょうか(笑)
iPS細胞というとそれだけでとっつきにくいんで『iちゃん』と略しましょう(笑)
・悪くなった臓器と交換できる新しい臓器を『iちゃん』でつくってしまう
再生医療ってやつですね!!
・火傷をして痕が一生残ってしまっていても、『iちゃん』が皮膚になり傷痕を治す
・ハゲにも毛が生える!!髪の毛が生えなくなった頭皮もこのハンパねぇ~iちゃんが
毛根の細胞になる、私も最近だいぶ髪の毛が・・・→チラネーヨ
今までの常識がひっくり返るほどの大発明だということが分かりますね。
簡単にわかるメカニズム!!
皆さん、看護学生時代の『解剖生理学』っていう一番眠くなる授業で大して聞いていなかったであろう(笑)
あのつまらない授業で、細胞ってどう習いましたかなんて聞いても出て来ないわな~。
あっ、ちゃんと説明できる人はここから先は読まなくていいです。もっとiちゃんについてちゃんと書いてある本とか読んで究めて私に教えて下さい☆
私のブログは、自分で調べるのは忙しいし面倒臭いけど、わかりやすく教えてくれるなら知りたいっていう方に見てもらいたいんです!
人間の体は37兆個もの細胞が集まって出来ています。
でも元々は1つの細胞でした。
その細胞が分裂を繰り返して、今の姿かたちを作っているのです。
(イメージ)
1個の細胞からスタート 〇
↓
分裂を繰り返し37兆個の細胞 〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇・・・
↓
それぞれに役割が与えられる 〇脳 〇髪の毛 〇目 〇鼻 〇口 〇歯・・・
↓
細胞が集まってできたのが『ヒト』
さて、iちゃんをこれにどう付け加えるか
髪の毛を例に取って説明します
細胞から出来ている人の臓器から(髪の毛から)
↓
細胞を取り出す
↓
一旦リセット
↓
ただの細胞に戻る
↓
使える毛根に書きかえて
↓
元に戻す
この取り出した髪の毛の細胞は、元々はただのフリーの細胞でした
そこに『髪の毛』という役割が与えられた
この役割をリセットします
するとまた元のフリーの細胞に戻すことが出来る
再度新しい役割を与えなおして戻してあげる
サラリーマンに例えれば
元々はフリーの人
↓
入社してサラリーマンとして役割が与えられる
↓
おまえだいぶ年取ってもう使えないんで一旦クビにします(リセット)
↓
フリーターに戻る
↓
おまえ若い頃のように使える人間に戻してあげるよ
↓
また会社に戻って来いよ、うおっしゃーまた頑張るぞ~!
簡単にいえば、iちゃんはこういうものなんです。
では、これを使って何が可能になるのかと言えば、再生医療
iちゃんを治療に使うことで、今まで治せなかったどんな病気でも治せる時代が見えてきます。だから、世界中で研究が今日も行われています。
iちゃんは薄毛、ハゲ解消が出来ると期待されています。
使えない毛根を復活させて発毛されることが出来るようになります。
iちゃんで目の病気や、純粋に視力を上げることだって角膜、網膜の細胞を作り上げることで可能になります。
ただし、ハゲ改善、視力改善くらいなら、倫理とか問われないと思うんです。
最近議論になっているのはこれが実用化されていくのは着実で近づいていますがそうなった時にはいろいろな問題に直面すると言われています。
あっ、長くなってきたんでお時間もないでしょうからとりあえず最低限の知識だけという方はこの辺りまでで十分ですよ。
iちゃんは、今まで行われてきた人から人への臓器移植ではなく自分の細胞で自分の臓器を再生できちゃうスゴイiちゃんなんです。
今までの臓器移植というものは、他人の臓器を使うためにうまくいくことばかりではなく、拒否反応がどうしても出てしまいました。
また、移植する臓器提供がなく諦めるケースも多くありました。お金もすごく掛かりましたし。相手がいないとどうにもならないですし。
iちゃんの場合は、他人の臓器に頼らずに心臓などの臓器を自分自身の細胞で作り上げることが出来るようになると言われています。髪の毛一本から臓器が作れてしまうとも言われています。
拒否反応もありませんし、また気持ち的にも抵抗はありません。また、ドナーの必要もなくなりますね。
また、細胞から精子や卵子を作ることも出来るので、不妊治療にもそうですし、同姓愛の方でも子供を作れるようになるような未来が来るということになります。
スゴすぎますが、一方で問題も色々あるんです。
その部分に関しては次回続きを書きますのでぜひ見に来てください!!