看護師『プリセプター制度』はつらいから廃止して画期的な『教育担当者制度』導入を~看護師の働き方大改革~
『働き方改革』
この言葉を最近よく聞きませんか?
でも私は思う。
ただの改革では駄目なのではないか?
働き方大改革が必要である!
看護師の働き方大改革
このブログを通して発信して行きたい(^^)/
今回のテーマは、
プリセプター制度
要するに、新卒看護師の指導、教育体制についてである。
前回記事はこちら↓
プリセプター制度は、どこの看護現場に行ってもあるでしょう。
しかし、うまく機能していますか?
問題は起きていませんか?
もう一度、プリセプター制度についておさらいします!
プリセプター制度とは、
『一人の先輩看護師(プリセプター)がある一定の期間、一人の新人看護師(プリセプティー)に対して、マンツーマンで臨床看護実践を指導すること』
プリセプターと新卒(プリセプティー)の関係はうまく行っていますか?
悩んでいませんか?つらくなってはいませんか?
私の前回記事をおさらいすると要するに、
教育はそんなに簡単ではない!
責任が重すぎる
プリセプターが『教育』についてちゃんと教わっていない
先輩達も『教育』についてちゃんと教わっていない
今の看護現場は、
忙しい
↓
教育が十分に行えない
↓
新卒が抱える学生時代の実習とあまりにかけ離れたギャップ
↓
新人が育たない
↓
先輩達は教育に悩む
↓
結局解決できずにやめていく
↓
プリセプターは責任を感じて心身疲弊し切っている
↓
人手不足はいつまで経っても解消しない
この悪循環を断ち切らないことには、看護現場に永遠に人手不足・マンパワー不足は改善されません。
『教育』というのは学校でも、家庭でも、職場でも常に永遠のテーマなのです。
そこで私が考えたのは、
プリセプター制度はつらいから廃止
画期的な教育担当者制度の導入
教育担当者は大きな病院であれば、ほとんどの病院で専任がいると思います。
ところが、現場の隅々まで行き届いた教育にどれだけ携われているでしょうか?
私の提案はこの4つ
・教育担当者を新卒を受け入れる部署には必ず置くこと
・教育担当者は『教育』についてしっかり学ぶこと
・プリセプターは廃止して教育担当者が新卒教育の責任者となる
・教育担当者は、職場の個人の特性を把握して役割を割り振って職場全体で新卒教育を行う体制を整備すること
・教育担当者を新卒を受け入れる部署には必ず置くこと
努力義務ではなく、必須とします。
そのために、診療報酬に『看護教育体制加算』を新設します。
つまり教育担当者をきちんと、各部署に置いている部署に加算がつきます。
これにより、普及を促進します。
・教育担当者は『教育』についてしっかり学ぶこと
中途半端な知識で、『教育』を語るべきではありません。
看護協会がしっかり、教育プログラムを組んで『教育』を学んだ看護師を教育担当者と認定します。
なんか良いネーミングはないかな?教育担当者ではお堅いイメージだからな(笑)
・プリセプターは廃止して教育担当者が新卒教育の責任者となる
・教育担当者は、
職場の個人の特性を把握して役割を割り振りする
職場全体で新卒教育を行う体制づくり
皆さんの職場には色んな個性派がいませんか?
・注射の名人
・先生の扱い方の名人
・接遇名人
・移乗、トランスファー名人
・オムツ交換名人
・職場の人とのコミュニケーション名人
・知識が豊富な名人
私の提案は、教育担当者は職場が持っているマンパワーを把握して、
得意な分野を教えられるような割り振りをすれば良いと思います(^^)/
人は苦手なことを教えるのは嫌がりますが、得意分野を教えることはむしろ歓迎します。
あともう一点、新卒看護師に大切なこと
看護師である前に、社会人として
そうです、社会性を身につけることはその後の看護師人生に大きく影響します。
もちろん患者さんからの評価もそうですし、怖いナースの先輩達からも好かれる方が良いに決まっています!
『最近の若いものは!けしからん!』!っていうようなこと思った経験ありませんか?
言葉遣い、敬語、勤務態度、身だしなみなど
社会人としてのマナーを誰が指導するのが良いか?
私はここにこそ、プリセプターをしているくらいの4~5年目看護師を当てるべきであると思います。
なぜなら、仕事に慣れてきた4~5年目看護師が自分の勤務態度やマナーをもう一度見直すきっかけにもなるからです。人に教えることで自分も成長できるっていう奴です。
さあ、いかがでしたか?
私は、『プリセプター制度』はすっかり嫌がられる制度として定着してしまっているので、この先の看護界の未来を支えるためにもう一度『教育』制度を見直すことを提案します。
画期的な『教育担当者制度』導入によって、
看護師の働き方大改革を実現したいです(^^)/