『介護支援ボランティアポイント制度』って知ってる?~長寿日本一長野県の取り組み~
本日、9/27新聞を読んでいたら、長野県長野市が介護施設のボランティア活動で、換金などが可能なポイントを得られる『介護支援ボランティアポイント制度』開始を検討し始めるというニュースが乗っていた。
へえー、初めて聞いたな
『介護支援ボランティアポイント制度』
なにこれ?
知らない看護師さんも多いと思い調べて見ました。
看護師さんが知ってると役立つけど、あまり知られてないことを調べてすごく分かりやすく伝えるのがGA(ジーエー)ナーステクの役割。
『介護支援ボランティアポイント制度』とは、
簡単にいえば
日本は国が、介護が必要な高齢者を支え合うボランティア活動を広めたいと考えています。
また、少子高齢化が進む中で、介護の需要は高まっていますが介護の職につく若者は少ない。
そこで、若者が少なくなって、介護の仕事も選びたがらないなら、この手があるんじゃないか?と考えたのが、、、
高齢者にボランティア活動をしてもらい、高齢者が高齢者を支えるボランティア活動を通して仕事を引退した高齢者の社会参加を促し、ボランティア活動を通して自分自身の介護予防にもつなげてもらう。
どうだ、いい考えだろ!
ん、待てよ?そんなに簡単に人が集まるのか?そうだ、メリットをつければ参加しやすくなるんじゃないか!?
『ポイント制度』が面白いんじゃないか?
ちなみに今うちの病棟は『ポイント制度』がブーム
なんです!
何か手伝ったりしたらすぐに『これやってあげるから500Pね!』
『もう35000Pも貯まっているよ!1ポイント1円ね(^ω^)』
なんて、会話をよく耳にします。
もちろん金銭がやりとりはないですが、なんかお土産とかお菓子を買って来たり、
でも、これも面白いんじゃないかな(笑)
コミュニケーションの促進にもなり、なんか楽しい(^ω^)
フィッシュ哲学なんてのがあるけど、これなんか看護現場で広めるのも面白いかも(笑)
題して『看護病棟ポイント制度』→チラネーヨ
さて、話しを戻すと、
『介護支援ボランティア制度』は、介護施設での話し相手や利用者との散歩などをしてもらう。
長野県によると、すでに長野県北佐久郡御代田町が2012年に一早く開始しているとの事。
ちなみに御代田町の制度はこうだ。
「ボランティア活動を通じた社会貢献を支援し、支え合いのまちづくりの推進。ご自身の生きがいづくり、介護予防の推進」を目的とする。
町内の介護保険施設での活動や、サロンや配食など、町が認めるボランティア活動に対して1時間1ポイント(1ポイント=100円)を付与し、年間最大5,000円の交付金を受け取ることができるものです。
ところが登録者は現在、29人しかいないそうだ。
『介護支援ボランティアポイント制度』は東京都稲城市が2007年全国で初めて開始した。
制度を取り入れているところは全国に点在しているが、実際には広がっていない。
今回、『介護支援ボランティアポイント制度』を取り入れる検討を始めた長野県長野市は長寿として常に上位に上がる『長野県』県庁所在地だけに高齢者が高齢者を助け合う制度が広がり、全国のモデルケースとなるよう期待したい☆
子供の頃から、強制という名のボランティアを体験して来ました。
ボランティアとはなんなのか、そもそもポイント制を導入しなければならないのか?
ここは賛否両論あるかと思います。
『ポイント』というものは個人的には好きですが、個人的にはこの『介護支援ボランティアポイント制度』が今一広がっていないのはなぜか考えてみました。
ポイントが貯まるという概念は面白い、換金ができるなんてラッキー。でも高齢者はポイントを貯める、お金を稼ぐ目的で集まるわけではないと思います。
それよりも、内容をもっと楽しいものにできないか。趣味を全面に打ち出した集まりの場でもいいだろうし。ボランティアする人も受ける側も皆が楽しめたらもっと集まるんじゃないか。
仕組みを考えればなんか、面白いものが産み出せそうな気も。ここからは発想が大事です。
トンでもない発想が未来を変えるきっかけを作る。今までうまくいってないのに、今までと同じ枠の中で考えていてはダメだと思います。
なんか明暗があればぜひコメントに書き込んで下さい(^.^)
看護師の皆さん、時間を持て余している高齢患者さんが退院する際には、『介護支援ボランティアポイント制度』が地域にもしあるようならオススメしてみて下さい♪
ナースの皆さんの何かのお役に立てたら幸いです☆
最後まで読んで頂きありがとうございました!